高い声を出すにはいくつかの要素がありますが、そのなかで高い声の出し方で男と女でも共通に大切なのが、「腹式呼吸」です。
これまで「歌が上手になりたい」、また、「今の自分では出すことが出来ない高い声で歌ってみたい」などと考えているひとにとって、腹式呼吸は重要な呼吸法なのです。

では、腹式呼吸とはどのような特徴のもった呼吸法なのでしょうか?
単純に腹筋に力をいれればよいと思っているひとも多いようですが、これでは腹式呼吸にはなりません。
まず、鼻から息をしっかりと吸い込みます。
そして姿勢を前傾にさせながら、ゆっくりと口から息を吐きだします。
鼻から吸い込んだ時間の3倍の時間をかけて、ゆっくりと息を吐き出すことが重要なポイントです
体に溜まった空気をすべて出し尽くしてしまうイメージでしっかりと息を吐き出しましょう。
そして、体を起こしながら鼻から息を吸うことを繰り返すのです。
このように腹式呼吸をしていると横隔膜、腹筋、背筋など身体の筋肉をたくさん使って息をすることも特徴といえるのです。
呼吸練習をしているだけでも、これらの筋肉を酷使させるため、筋肉に痛みを感じることもあるでしょう。

この呼吸法をマスターすれば、声量をあげることができます。
歌がなかなか上達せず、思うように声域が広がらないひとの共通する特徴としていわれることが、声帯だけで声を出そうとしていることがあげられます。
腹式呼吸をマスタ―することで、いわゆる「腹から声を出す」ことができるようになります。
これまで変に力んで出せなかった高い声も出せるようになる効果があるのです。